防弾少年団のジョングクと新入社員で同期に!どんな発展が待っているのでしょうか?【妄想恋愛小説】

ジョングクと新入社員として同期になった主人公。

配属先も決まり、ある日ジョングクが落ち込んでいる。

この事がきっかけで二人は恋に落ちていく。

しかし、仕事が忙しくなり二人は会えない日々に。

そんな日が続いたが、二人は会社でしばらくぶりに会った。

二人は、飲みに行くことになったが、ジョングクの顔が冴えない。

きっと、別れ話を切り出されるのだろう。と主人公は、ジョングクの言葉を待った。

『ごめん、・・・』

来た!ごめんが!

二人はいったい、どうなるのでしょうか?

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同期の存在

新社会人になった。

一週間の研修中は緊張と慣れないスーツのせいで、帰宅の電車では一日の疲れがどっと押し寄せる。
(これが毎日だなんて、やっていけるのだろうか…)

研修を通じて話す機会が増えたジョングクはこの会社でインターンを経験したらしく、同期の中で一番頼もしい存在となっていた。

配属先が発表され、各々の課に向かう。

「よろしくお願いします!」

挨拶を済ませ、教育係の先輩に教えてもらいながら業務について教えてもらう。

業務といっても簡単な説明で、初日だからと資料に目を通すだけで一日は終わった。

それからは研修以上に大変だった。

同じフロアの人を覚えるだけでもまだまだなのに、社外の人まで覚える余裕がない。

業界用語は飛び交い、メモはもういっぱいだ。

常に肩に力が入っているわたしを先輩はいつも笑う。

全く希望していない配属先だったが、先輩や上司に恵まれているのだけは確かだった。

コーヒーを飲もうと休憩室へ向かうと、ジョングクがいた。

彼とは同じフロアだが端と端にいるため、あまり顔を合わせることがない。

「お疲れ様」

コーヒーが出来上がるのを、ぼんやり見ていたジョングクは、こちらに気づくと力なく笑った。

「あぁ、お疲れ様」

見るからに疲れている。

あれだけ優秀で自信にあふれていたのに、どうしたのだろう。

話を続けるでもなく、出来上がったコーヒーを持って「じゃぁ」と戻っていった。

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同期から特別な人に

他部署に書類を届けに行く。

課長のサインを待っていると、怒鳴り声が聞こえてきた。

怒りの矛先はジョングクだ。

何かミスでもしのだろうか。

その日の帰り道、ロビーでジョングクとばったり会った。

珍しく「一杯飲まないか」と誘われる。

インターン時代から苦手だった先輩がいる部署に配属され、自分の何が気に食わないのか理不尽に怒るそうだ。

「仕事は楽しいんだけどなー」と言う彼にかける言葉が見つからない。

家まで無言で歩いてきた。

送ると言いながら何も話さないジョングクは、かなり思いつめているのだろうか。

心配になり何か話そうと彼を見ると、目をうるませていた。

わたしの視線をきっかけについに涙を流す姿に動揺したわたしは、家でコーヒーを飲もうと声をかけていた。

熱いカフェオレを渡す。

しばらく眺めていたマグカップから顔をあげたジョングクは、ごめんと言ってわたしをそっと抱きしめた。

静かに泣く声がすぐ近くで聞こえる。

そっと離れたジョングクはまたごめんと謝り、今度はキスをした。

何度もごめんと口にしながら、彼はネクタイを緩めた。

翌朝、目を覚ますとジョングクはいなかった。

弱さを見せられたうえに一夜を共にしてしまって気にしないことなど出来ず、それから頭はジョングクでいっぱいだった。

フロアでちらりと見かける度にギュッと胸を締め付ける。

あの日ジョングクは最後までごめんと言い続けた。

もうごめんと言わないで

数週間が経った頃ばったり出くわした。

ぎこちない挨拶だけを交わし、沈黙が続く。

何か言いたげなジョングクを制するように「一杯飲もう」と誘ったのはわたしだった。

他愛もない話をし、次の話題を探ろうとしていた。

しかしジョングクが先に口を開いた。

「あの時は、ごめん」

また謝る彼に少し感情的になってしまった。

「わたし、あれからジョングクのことばかり考えてるよ」

口から溢れ出した言葉は止まらない。

「弱みを見せてくれて正直嬉しかったし、少しは信頼してくれてるのかと思ったのに謝ってばかり」

今度は私が泣きそうだ。

「あんなことされたら好きになるに決まってるじゃん」

ついに涙がこぼれてしまう。

慌てながらわたしの涙を拭き、自分は嫌われたと思っていたと話した。

落ち込んでいるからと勝手なことをしたと。

「それで、さっきのは告白でいいのかな?」

落ち着いたわたしに問いかける。

後に引けずそうだよとぶっきらぼうな返ししかできない。

「俺もだよ。好きだから頼っちゃった」

そうして今度は好きだよとキスをした。

またごめんで始まり

それからしばらくしてジョングクの先輩は異動した。

おかげで、もとから優秀な彼はより一層仕事に励み、社内での評価もますます高くなった。

わたしも業務が忙しくなり、すれ違う日々が増えていった。

コピーを取っていると珍しく社内にいた彼が近づいてきた。

今日の夜、空いてるか聞かれる。

一緒に食事をするなんて、いつぶりだろうか。

「なんか久しぶりだね」

明るく言ってみてもそうだねと答えはあっさりだ。

突然の誘いに別れ話だと直感する。

お互いに忙しいし、社外に出ることが多いジョングクとフロアで会うこともほとんどない。

それに、さっきから口数が少ないのは何か思いつめている証拠だ。

しばらくしてジョングクが「ごめん」と切り出した。

「ごめん、なかなか会えなくて…」

その先の言葉を待つ。

「だから、一緒に暮らそう」

だから、別れようではないのか。

予想外の言葉に「なにまぬけな顔してんの」と言われる。

「別れる、じゃないの?」

「なんでそうなるの?」

それからわたしはジョングクの家で暮らし始めた。

帰ればいつでも会える。

ツライ時はいつでも抱きしめられる。

「ただいま」

「おかえり」

お互いを支え合える存在がこんなに頼もしいとは思わなかった。

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編集後記

まさかの同棲になるとは、ちょっとビックリでした。

別れる話かなと思っちゃいました。

妄想恋愛小説ですからね。

別れるわけないですね(笑)

自分がハッピーの方がいいですもんね!

それでは、またお楽しみに!

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