~結局どっちを選ぶの!?~
いつもは寄り道をせずにまっすぐ帰宅する私だけど、前から行ってみたかった海の見えるバーに何となく立ち寄ってみた。
あ!やっぱり口コミ通りオシャレなバーだ!
でも1人でバーだなんて、寂しいなぁ。
彼氏欲しいなぁ。
なんて思いながら私はとりあえずカシスオレンジを頼んだ。
今日も仕事で先輩に怒られちゃった…もう仕事やめたいなー。
はぁ…
と、ため息をついた瞬間、後ろから「ガシャン」とグラスが割れる音がした。
男友達のナムジュンにバッタリ会う

グラスの音に驚いた私は後ろを振り返ってみた。
振り返ると、そこには男友達のナムジュンが!
なんだか酷く荒れてるけど何かあったのかな?
しばらくナムジュンを観察していると、私に気付いたのか鋭い目付きで私を見て来る。
酔っ払いを相手するのが面倒くさかった私は見て見ぬふりをした。
すると「トントン」と肩を叩かれ「何、無視してるんだよ」と早くも酔っ払いに絡まれ始めた私…。
いくら友達でも酔っ払いには付き合ってられない!
席を立ち、帰ろうとすると、ナムジュンが怖い顔をして
「俺のどこがダメだったんだ」と私に言った。
「ねぇ、何かあったの?」
するとナムジュンは「5年付き合った彼女に振られた」と私に言った。
ナムジュンの話を聞いていくと、ちょうど1年前に彼女は防弾少年団のメンバー、テテとホテルへ入っていくところを目撃したと…。
ナムジュンは彼女と結婚を考えていて婚約指輪を買い、プロポーズの日を待ちわびていたと言う…
結局、プロポーズも出来ないまま彼女は俺を捨ててテテを選んだと切ない顔で私に打ち明けた。
友情から恋心に変わる瞬間
「俺は彼女のことを想いながらRUNと言う曲を作ったんだ」
「RUNを聴きながら、彼女に送る指輪を眺め、俺は毎晩、酒を飲むんだ」と悲しげに呟くナムジュンの横顔がとても綺麗で私は目を奪われた。
しばらく私は、ナムジュンのお酒に付き合うことにした。
「なー、俺のこと慰めてくれよ」
「は!?何言ってるの?」
彼女にRUNを歌う前にあんたが走って(RUN)来なさいよ!
と私はナムジュンにカツを入れてみた。
でも、いつも強気で乱暴なナムジュンの弱った姿に私はドキッとした。
やばい!これって…もしかして…恋!?
待って!私があのナムジュンに!?
結局、私は弱った友達を放っておくことができず、ナムジュンを慰めるため
しばらく海の見えるバーへ通う事になった。
その甲斐もあってかナムジュンは日に日に元気を取り戻した。
彼女にRUNって歌う前にあんたが走って来なさいよ!と言う突っ込みが届いたようにも思えた。
ナムジュンと毎日、ここで飲むようになり、いつしか私とナムジュンはお互いを意識するようになった。
トップモデル!ナムジュンの元カノ登場

「ねえ、ナムジュン!明日、キンパ食べに行こ!」
「あーいいよ」
そして私たちはキンパを食べに飲食店へ。
「あれ、そう言えばお前キンパ好きだっけ?」
「うん、好きだよ~!」
私はキンパも好きだけどナムジュンの方がもっと好きだと心の中で呟いた。
キンパじゃなくて、むしろナムジュンを食べてしまいたいと密かに思う私であった。
「ねえ、ナムジュン!キンパ美味しいね~!」
「旨いね!」
いらっしゃいませ~
2名様ですね、こちらのお席にどうぞ
「ねえ、テテ!私、キンパあんまり好きじゃないー」
どこかで聞いた覚えがある声に反応したナムジュンは声のする方へ振り向いた。
すると、プロポーズをするはずだった彼女がテテと一緒にいた。
1年ぶりに彼女を見たナムジュンは酷く動揺した。
そんな動揺したナムジュンを見て私は嫉妬した。
しかも私より若く、スタイル抜群…しかもトップモデル!
そりゃ、ナムジュンやテテも夢中になるはずだ。
「もう出ようか」とナムジュンは言った。
そして私たちは飲食店を出て、ナムジュンの車に乗った。
「ナムジュン、あの子って…例の彼女でしょ?」
「何の話?俺、あんなやつ知らねえし」
「それより、今日、お前ん家行っていい?」
「…うん」
ついに一夜を共にするが果たしてこの2人はどうなるのか!?

「ナムジュン!起きて!もうお昼よ!」
私はついにナムジュンと結ばれた。
「ナムジュン、念の為聞いておきたいんだけど、元カノを忘れたくて私と寝たわけじゃないよね?」
「…当たり前だろ」
「俺、夕方から収録あるし早めに帰るわ」
「また明日、寄るわ」
と言い、ナムジュンは収録に行ったまま、私と会うことは、もうなかった。
ナムジュンの心が揺れてる。
だって、プロポーズするはずの元カノと1年ぶりに再会したんだもの。
今でも婚約指輪、持ち歩いてること知ってる。
トップモデルの元カノに比べて私は、ただの会社員。
私なんて敵うはずがない。
案の定、ナムジュンはトップモデルの元カノに会っていたと共通の友人から聞き私とナムジュンは終った。
―そして3ヶ月後―
―ピーンポーンー
インターホンが鳴った。
宅配便のお兄さんが荷物を届けに来た。
「なんだろう、この箱。」
開けて見ると、手紙が入っていた。
「しばらく会いに行けなくてごめんな。
実は、元カノと話してケリつけた。
確かに俺は元カノを引きずったけど俺の心にいるのはお前だけだ。
心配かけてごめんな。
今日、誕生日だろ?
先にプレゼント渡しとく。
気に入ってくれたら、海の見えるバーに来てくれ。
お前が来るまでずっと待ってるから」
箱を開けて見ると、指輪が。
泣きながら指輪をはめ、急いで身支度をし、ナムジュンが待つバーへ向かった。
そして3ヶ月ぶりにナムジュンに会った私は「もう離れたくない!」
と抱きついて2人は口付けを交わし「もう離さないよ」とナムジュンが指輪にキスをした。
そして私たちはもう離れないと誓い合いました。
書いた感想
私は、防弾少年団自体が好きで、よく曲を聴くんですがラップがかっこいいナムジュンと付き合うことは絶対にないし手の届かない人なので妄想を膨らませ自由に書かせてもらいました。
それから、やっぱり書いていて恥ずかしい!
これは夫と子供には絶対に見せられません。笑
編集後記
たくさん妄想してますね(笑)
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